こんにちは なかこうです。
この記事では「視座の高さ」について考えてみたいと思います。
職場で上司・部下への愚痴や不満ありますよね?
目標が低い友人や同僚がいて、疑問に思ったりしませんか?
その愚痴や不満、疑問、、実は結構な確率で“視座”の違いが原因かもしれません。
この記事で“視座”について知ることで愚痴が消えてなくなる、、かもしれません。
いやむしろ、自分の人生を考える上でも“視座”の考えがすごく有意義なものです。
ご興味のある方はお進み下さい。
それでは、早速いってみましょう。
- 物事の新しい見方に触れてみたい人
- 職場の人間関係を円滑に回したい人
- 人生を見直したいと思っている人
視座の高さを知るべき理由
“視座”って聞き慣れない言葉ですよね。
ここで言葉の定義を確認します。
視座とは、物事を見る姿勢や立場。
コトバンク
置かれたポジションによって物事の捉え方は変わるということです。
例えば、職場では視座が適切でない管理職が多く存在しており、その他の人社員さん達の愚痴として話題を提供していることが少なくありません。
(ABC商事(仮) 中小企業)
・社長
⇒ 会社の継続性 社会での自社の役割、経営理念
・営業部長
⇒ 長期の売上構成、全社の売上管理、営業課長への指導
・営業課長
⇒ 課内のメンバーの指導、課の売上管理
・営業主任
⇒ 後輩への指導、平よりも全体を見ながらより大きな売上
・営業担当
⇒ 担当ユーザーでの売上、日々の仕事の効率化
ざっくりですが、役職別の職務を考えてみました。
こういう職務をそれぞれのポジションの人達がどう考えているかが重要です。
(良い組織)
自身の役割を全うしつつ、1つないし2つくらい上の視座のことを頭に入れながら行動をしています。
そのため、役職に応じて視座を上げることの出来る社員が多く所属しています。
(悪い組織)
自身の役割はながしろにしつつ、下の視座のことばかり気になっています。
昇進した多くの社員が役職に応じて視座を上げていません。
その結果、レベルの低いたくさんの中間管理職が生まれます。
成果は出ずらくなり、組織に属する社員は不満を募らせます。
“視座”が正しく認識されないことは、組織として致命傷になる可能性があります。
特に組織上層にいる人ほど視座を意識していないと大きな損失に繋がります。
ややこしいことにこの損失は、1年や2年で影響が出るものではないということです。
5~10年してから会社に影響が出始めるので、注意が必要です。
私の印象ですが、職場で愚痴になりやすいのは“視座”が上がっていないのに、上がっているかのように振る舞う上司の言動でする。
所長とは? 社長なら? 部長ならば? と勝手に立場とそれ相応の言動を私たちは期待しています。
視座が高すぎる平社員もうざったいこともありますが、権限がない分、前者に比べれば大したことはありません。
最終的にどういう組織にするかの最終責任者は社長なので、個人で気付かなければ、きっちり社長=会社から役職に応じての“職務”を本人に伝えるべきだという見方も出来ます。
日本人は視座を高くすることが苦手
悪い組織では視座が上がらないと書きましたが、日本人は基本的に視座を高くすることが苦手です。なぜなら、、、
視座を高くすることは“抽象度を上げる”ことだからです。
日本人は目の前のことに全力を注ぐことを美徳としており、人生観として抽象的なことを考える練習をしていません。
一方で、海外の人達は抽象的に物事を捉えることが得意なので、“そもそも”を抑えてきます。
日本人が活躍し始めてからルール変更をしたスキージャンプなどはいい例です。
勝てないならルールを変えちゃえ、この視座の発想です。
柔道も国際ルールでどんどん変更されていっています。
が、日本人はあくまでもルールの中でどうするかを一生懸命考えがちです。
抽象度を上げるってどういうこと
抽象度が高くなると、はっきりした正解がでません。
選択肢がたくさんあることになります。
①美味しいケーキを作る技術がある人
②どういうケーキが売れるかの市場ニーズを掴める人
どちらにお金が集まりやすいと思いますか。
②の市場ニーズを掴める人ですよね。
美味しいケーキを作れる人よりもどんなケーキが売れるかを知っている人の方が市場価値が高くなるのは資本主義の原理です。
日本人は大半は、どうしても①のような具体的な行為の視座を考えがちです。
携帯電話のガラパゴス化で象徴されるように、目の前の機能をアップさせたり、改善することが日本は得意分野です。“kaizen”という英語があるくらい有名です。
でも、iPhoneのような根本から発想を変えたような携帯電話を世に出すことはできません。
発売時、日本の技術者にとって技術的にiPhoneなんて全く驚くようなものではなかった。
が、実際は日本の高い技術が多く使われ、新たに“スマホ”市場を作られてしまいました。
これが視座を上げる=抽象度の高いことを考えるということです。
人生も視座を上げて考えてみる
では、どうやったら視座を上げることが出来るのか。
視座を意識しながら、たくさんの情報に触れることしかないと思います。
視座が高いと感じたの著書や動画、直に会ってみることがとても有効だと思います。
例として、自分の人生を抽象度を上げて1度考えてみましょう。
「理想とする人生感」とかのテーマでいいと思います。
抽象度の高い理想からその理想を具体化した現実を考えてみます。
※左は理想、 右は現実
①お金からの解放 ⇒ 年収3000万 ⇨ どんな手法?
②自分軸の時間を使いたい ⇒ 働き方を模索 ⇨ 職種
③成功者の思考 ⇨ 思考の方向性と行動力⇨ 何の勉強が必要か?
私が考えた抽象的な人生の目標が左側です。
右側へ行くほど具体的に実現するための手法になるイメージです。
左の理想を目指して右側の行為を実行する。
こうなると、行動力に推進力がつくようになります。
日常生活が忙しいとは思いますが、目の前の生活だけを考えている“視座”のみでは、いつまでたっても状況が変わることはありません。
時折、視座を上げて自分の理想の人生に向かっているのか。
考えてみることをおススメします。
ま と め
“視座”についていかがだったでしょうか?
誰でも無意識に感じているものですが、きっちり認識することは非常に重要です。
最後の方にも書きましたが、“視座”は気持ちの持ちようの部分があるので、どんどん視座の高い人たちと触れ合うことが1番重要だと思います。
現在ですと、インターネットという超便利なツールがあるので、私はyoutube上にたくさんのメンターが存在します。 ※私のメンター鴨さんの記事はこちら
YouTubeなどで視座の高い人達の動画がたくさんありますので、すきま時間に触れ合ってみて下さい。
“視座”を上げて思考し、それを行動に落とし込むをセットでやっていきましょう。
私もまだまだ理想の現実の尻尾すら見えていません。
どのくらいかかるかはわかりませんが、止めなければ確実に到達するものだと信じています。
私に出来ることは、淡々と良い思考を定着させ、行動を起こすことだけです。
必ずここから5年、自分が納得するような人生にします。
他人からどう思われるとかは関係ありません。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。