この記事では、“抽象的思考”について紹介をさせて頂きます。
なんか言葉として難しそうですが、
噛み砕いて言い換えると、“なぜ”に注目する考え方です。
日常的には“具体的な事”を求められる場面が多いかもしれませんが、
実は抽象的思考がいいアイデアを出す生み出すことに繋がります。
なぜなら、抽象的思考は具体的思考の選択肢を増やすことになるからです。
どういことか、深堀していきますので、最後までご興味のある方はお読みください。
抽象的な思考で人生が変わる
☆ 物 事 の 本 質 を 掴 め る
なぜなら、、
抽象的に考えることは、1つの物事に複数の視点で捉えること
具体的に考えると、1つの物事を1つに絞り込んで捉えることだからです。
抽象的な思考を薦めていますが、具体的な例で説明をさせていただきます。
抽象 ⇆ 具体の例
(抽象から具体)
例① 抽象的 → 4人家族で旅行に行ける車、
具体的 → ヴォクシー、セレナ、ステップワゴン etc
例② 抽象的 → 赤くて丸い食べ物
具体的 → りんご、トマト、プラム etc
(具体から抽象)
例③ 具体的 → ランニング
抽象的 → 楽しいこと、ストレス解消が出来ること
例④ 具体的 → 食事をする
抽象的 → 満腹感を得られる、 栄養を取る手段
2つずつ例を挙げてみましたが、イメージは湧いてきましたでしょうか。
(具体から抽象)行為や物事の「なぜ」「別の見方」を考えること
(抽象から具体)選択肢を思い浮かべて、これから絞り込もうとする
まとめるとこんな感じです。
今回は後者の(具体から抽象)を意識しましょうという話です。
◯抽象的思考のメリット
1、習慣化が容易になります
抽象的思考を意識すると、いわゆる3日坊主をしずらくなります。
継続性が必要な目標を断念することにおさらばです。
1、ランニング
2、日記を書く
3、読書
4、早起き
5、TO DOリストの活用
6、体を鍛える
ランニングは3年連続で1,000km越え、昨年と今年で3度のマラソン完走。
自分でも驚くべき成果です。
これらの継続には抽象的思考が不可欠だと確信しています。
抽象的な思考をすると、「“なぜ”その行動するのか」に視点を向けるようになります。具体的にいうと、その行動がもたらすメリットをたくさん考えられるようになります。
・健康体でいたい
・睡眠の質を向上させる
・脳の活性化
・太りたくない
・ストレス解消
・習慣化のトレーニング
・心と体の変化を楽しむ
・ご飯が美味しくなる etc
私がランニングをする主な理由です。
ランニングを面倒くさいと思うよりも、これらのメリットを得たいという気持ちが勝るからこそ、行動が継続していきます。
“ダイエット”だけが目的でランニングを始めた人とどちらがランニングの習慣化に成功するかは明白だと思います。
習慣化しているものは同じように複数の理由を意識しながら習慣化しています。
“なぜ”をたくさん考えることで、その行動を実行する“目的”に複数からアクセスすることができ、習慣化が容易になります。
2、発想が豊かになる
抽象的な思考は言葉や出来事を表面だけで捉えることはしません。
常に“本質を意識”することに繋がります。
事例1『塩を大さじ2杯入れます』
この言葉の“本質は何か”ということです。
本質:「塩っけを料理に加えたい」
となったときに、塩を直接入れる以外で「塩っ気を足す方法」を考えてみます。
生ハムの塩気で補う? しゃけの塩気で十分かな?など多様な発想に繋がり、料理のバリエーションや調理の簡易化になったりします。
事例2 『子どもが滑り台で喜んでいる』
この具体的な状態を抽象的な思考で“本質”を考えてみます。
・スピード感を楽しんでいる?
・高いところから低いところへ行くこと
・みんなが遊んでいるから?
・その滑り台の材質(プラスチック、ローラー)が好き
色々な理由が思い浮かんできます。
浮かんだ項目を仮説として、確認していけば子どもが好むことの“本質”に近づきます。
本質が分れば、それを踏まえて代替えの遊びなどを提案することが可能になります。
3、コミュニケーション力が上がる
繰返しになりますが、抽象的な思考は言葉の表面だけを捉えません。
そのため、コミュニケーションにおいても常に相手の本質を意識するようになります。
「相手のことを考えよう」と小学校で教えられますが、この思考の延長上に「抽象的思考」があると思います。
相手がなぜ怒っているのか、なぜ喜んでくれたのか、なぜ悲しそうなのか。
感情の背景に目を向けようと思えるようになります。
その表現の行為や言葉だけに注目するのではなく、具体⇒抽象の思考を挟み、相手の望んでいることへ先回りし、それを具体的な行動で表すことが可能になります。
すると、相手を満足さるケースが増え、結果的にコミュニケーション力を上げることに繋がります。
抽象的な思考を鍛える
○固定観念・常識を敢えて違う視点で考える。
常識的なこと、深く考えずに使っている言葉や行動の本質を考えることで抽象的思考は鍛えられます。
例えば、、、
・車はどいいう仕組みで走っているのか
・東京に人口は集中するのか。
・なぜ嵐は人気があるのか。
・なぜ葉っぱは緑なのか。
・結婚は必要なのか。
・自分が人生で喜びを感じたことの共通点 etc
これらのちょっとした疑問をすぐにインターネットで調べて正解を求めるのではなく、自分の頭の中で仮説をたくさん出してみます。
頭の中の様々な引き出しを活用しようとすることで、抽象的思考が強化されていきます。
時には知り合いの人と議論をしてみる。
急に抽象的な思考癖をつけることは難しいというか無理です。
少しずつ意識をして、繰返し、繰り返し地道に思考を鍛えていきましょう。
【ま と め】
抽象的な思考いかがでしたでしょうか。
“上司の言動にイラっとしていまう”
“会社の考え方に疑問を持っている”
こういった内容を抽象的な思考で捉えてみることしました。
自分の中で結論とし落ち着いたものに辿りつくまでに数年かかりましたが、今はすごくスッキリしています。
どちらも上司や会社が悪いと考えている私自身の心の持ち方が、私が向き合うべき問題の本質だと気付きました。
不満があるような会社で働くことを選択しているには自分である。
であるなら、会社を変えよう!働き方を変えよう!自分で稼げる力を付けようと決心しました。それには日々勉強と行動しかない。
上司や会社のことに不満をもらすエネルギーを自分を成長させることに注ぎ込もうと思いました。そう思えた時にすごくスッキリとしたことを覚えています。
自分が何に対してイライラしているのかを抽象的な思考で向き合うことで非常にスッキリしたことを覚えています。
みなさんの中に、抽象的思考が少しでもお役に立てていた抱ける方がいらっしゃれば非常に嬉しいです。
最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。