みなさんは会社と自分の人生を同一視していませんか。
結論 : 同一視してはいけません。
会社から精神的な自立をしましょう。
精神的な自立とは“自分の人生は自分のもの”と考えること。
会社で働いていることを客観的に観察している状態です。
精神的な自立を目指すだけで、私は会社に対しての愚痴や不平不満の気持ちの収めどころが出来て、楽になりました。
目の前の出来事の捉え方で自分の感覚が大きく変わる。そんなことを実感しました。
- 会社の安定は自分の安定に繋がると考えている人
- 自分の未来に希望を感じない人
- 人生について別角度から考えてみたい人
会社からの精神的な独立を深堀りしていきます。
それでは、早速いってみましょう。
会社から精神的な自立のすすめ
会社からの精神的な独立を3つの観点で深堀してみたいと思います。
① 費やしている時間
よく言われている事ではありますが、人生で最も重要なものは“時間”。
私もそう思います。
時間は確実に平等なもので、絶対に取り戻すことが出来ない。
“良質な時間”
“満足感の高い時間”
お金の価値はこの2つの“ 質の高い時間 ”を手に入れるためのツールであることです。
だから、みんなお金を欲しがっています。
お金であれもこれも出来る・買える。
それをしたとき・買ってからの便利の時間に感じるものが幸福。
人生はどれだけ満喫した時間を過ごせるかで幸福度が決まるといっても過言ではありません。
こんな大切な時間を仕事にどれだけ費やしているか考えてみます。
ざっくり、私の働いている感じで計算させてもらいます。
【就業時間】
・8時間 ✖️ 22日 = 176 h /月
・176h ✖️ 12ヶ月 =2,112h / 年
・残業時間 22h✖︎ 1ヶ月=264h
【合計①】
2112+240 = 2,551h
【その他】
① 通勤時間
1h/日 = 22h/ 月
22h✖️12ヶ月 = 224h
②飲み会や会社関連の付き合い
10h/月
10h ✖︎ 12ヶ月 = 120h
【合計②】
224 + 120 = 344h
○1年間 8,760時間
【総計】
合計① + 合計②= 2,397時間
私の場合、これだけ莫大な時間を“会社”に費やしています。
改めて計算してみると、圧倒的な時間に圧倒されますね。
実に1年間の約30%の時間を費やしているということ。
睡眠時間を除いた時間で考えれば、活動時間の50%近くを仕事に費やしている。
しかも、1年だけとかではなく、何十年と同じ会社にです。
こういったことを考えたことありますか。
本来はどこで働くかって相当な覚悟してから決断をすべだということがわかります。
最も貴重な時間をここまで費やす事って人生に影響与えまくりですから。
が、そこまで深く考えずに仕事をしている人が大半です。
やって当たり前だとか、やるしかない事だと。
自分の人生にとって大半の時間を費やす価値がそこにはありますか。
続けていればどんどん人生が豊かになっていくならまだいいかもしれません。
でも、何も考えずに働いているだけで、年々豊かになることなど、ほぼありえません。
自問自答してみて下さい。
- 仕事楽しいですか
- ワクワクしていますか
- 愚痴を言ったり、ネガティブな気持ちで働いていませんか
- 業務内容に満足していますか
- 何かスキルが身に付いていますか。
会社と自分の人生を同一視しているとこの時間の使い方を見直そうという考え方ができません。
会社からの精神的な独立があって考えられることです。
会社で働いていることは、自分の人生の膨大な時間を差し出しているという見方も出来ます。
冷静に立ち止まって客観的に眺めてみると、違った感覚になりませんか。
② 繋がりはずばりお金
時間について考えてみましたが、会社で働く理由を深掘りしてみます。
なんで今の仕事や会社で働いているのか。
- 生活が出来なくなる
- 家族を養うため
ほぼ間違いないと思いますが、お金が欲しい!!これですよね。
平凡なサラリーマンはこれしかありません。
現在で生きていく上で最も便利なツールのお金を稼ぐため、
いわゆる“ライスワーク”という人がほとんどですよね。
会社や働くことの目的の圧倒的に“お金”ということです。
もちろん、大切な人間関係や会社への愛着や情もあるとよいう人もいるとは思いますが、それはあくまでもサブ的な要素で、大半の人はお金が欲しいんです。
だから、お金がたんまりあれば、やりたくないことはしない。
逆に考えると、お金の問題さえクリアすれば、会社に働かなくてもいい。
少し肩の荷がおりませんか。
会社に時間を差し出して、精神的な病に追い込まれる人が沢山いるってむちゃくちゃな話しです。
お金や会社のことよりも自分のことが大事だということを忘れてしまっています。
それもこれも少なからずお金を会社に握られているという事実が影響していると思います。
つまり、お金の問題を自分で対処できるようにするにはどうすればいいのか考えましょうという話しです。
この問いから逃げていると一生お金の制約に悩まされることになります。
理想は、“過ごす時間の満足度を上げつつ、お金を増やす”です
それには会社からの精神的な独立をまずして、いまの自分の人生をの状況を観察して、
行動を起こしまくるしかありません。
自分の人生は最終的に自分以外責任を取る人はいません。
③ メンタルの安定~私は私で精神的な自立~
会社に精神的に支配されていると、会社内の出来事に一喜一憂してしまいます。
それが社員同士で話す愚痴や不平不満だったりします。
でも、会社のことにいちいち反応して愚痴や不平不満を溜める行動は、
究極的に無駄で人生にとってこれっぽっちも役に立ちません。
役に立つどころか、マイナスな言葉は私たちの人生に重大な悪影響を及ぼします。
別の記事で詳しく書いています。⇒ 愚痴はをこぼすと人生に悪影響
なぜ会社にイライラしたり、不満を持つか。
会社と自分の人生を同一視しているからです。
- 会社の業績
- 上司からどう思われるか
- 会社の噂話などにアンテナを立てる
上記のようなことが私の人生にとって、重要なものだと勘違いしているんです。
会社の変な方針や上司の言動に私は本気で腹を立てたり、絶望しているときがありました。
でも、段々とこれを解決する思考法が見つかりました。
会社は会社、私は私です。
私は私以外をコントロール出来ない。
重要なことはこっちだったんだと気付きました。
- 自分の人生の業績
- 自分が自分のことをどう思うか
- 自分のやれることはなにかを考える
会社のために自分の人生があるのではなく、自分の人生のために会社で働いている
これが真実であり真理です。
会社のことなど私の人生にとってはちっぽけなもの。
会社を私の人生で包むイメージです。
これを考えるようになってから、仕事に対してのメンタルの安定感が格段に上がりました。
私が何を言っても会社や上司の意見は変わるわけがありません。
組織人としての一定のルールを守りつつ、自分のやれることに集中する。
これがベストです。
物理的に会社から独立する前に精神的な独立を確立することはすごく重要なことです。
ま と め
会社の行く末=自分の人生の行く末と本気で思っていました。
それを変えるきっかけは、私のテーマでもある“人生は自分次第”ということです。
中御半端に自分を守るようなプライドは捨てる。
全部目の前に起きている結果は、全部自分の行動や思考によってもたらされたもの。
その信念が出来たことにより、冷静に自分の人生を観察するようになってきました。
- 会社で働くこと (8時間労働)
- 会社からの給料で人生設計(会社に尽くす)
- 1つの会社にいる前提(会社での出世がすべて)
こういう従来当然だと思われている価値観は時代にマッチングしていません。
新たな時代に備えて自分なりの人生をしっかりと考えていきましょう
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。