“人生は自分次第” がテーマで勉強中。
地方でサラリーマン10年以上務めています。
人生を生きやすくする思考やスキルなど様々な情報を発信します。
今回は仕事の“成果”について解説します。
・仕事でなかなか成果が上がらない
・働いても働いても成果が出ない
・成果を出すコツが知りたい
・必然的に成果を出したい
という疑問・課題を抱えている方に向けた記事となっております。
本記事は『イシューからはじめよ』という本の内容を参考に書かせていただきます。アマゾンをリンクしておきます。
著者の紹介
安宅和人氏 ⇒ 慶應義塾大学のSFC教員プロフィールをリンクします。
マッキンゼー勤務からの経歴がエグいめちゃめは頭の切れる人です。
最近では落合陽一氏とNewsPicksで対談していました。
2020年に出版した『シンニホン』を話題とした内容でめちゃめちゃ面白かったです。
こんな安宅さんがキャリアの中で成果の上げる人と上げられない人の違いを観察し、まとめ上げた本著。
ためにならないわけがありません。
TopビジネスYouTuberの1人、マコなり社長おすすめ本でもあります。
一般人の私たちでは発想できない視点がたくさん書かれており、あなたの人生を変えるには十分過ぎる内容です。
この記事では、しがない中企業で働くサラリーマン目線で本書の内容をまとめてみようと思います。
この記事の内容を実践すれば、あなたの仕事の生産性が爆上がりすることをお約束します。
それでは、早速いってみましょう。
目次
仕事における成果って何?
仕事で成果を出したい人は多いと思いますが、そもそも成果とは何なのか。
あることをして得られたよい結果。「研究の成果」「成果をあげる」
デジタル大辞泉から
なしとげた結果。できあがったよい結果。
大辞林第3版から
仕事をして得られる『良い結果』のことです。
成果を上げるには、『良い結果』を連発する方法を考えることです。
みんな成果を得るために汗水たらして頭を回転させて、日々の業務をこなしているわけです。
個人的な意味ではなく、会社の成果という場合も含めます。
1つ厄介なのが、非常に抽象的な言葉であること。
どういうことかというと、、
何をもって、どの目線で、どの場面で『良い結果』と判断するのか。
何を成果と考えるかの基準を定義付けることが難しい。
それを踏まえて、どんな基準で成果を考えるべきか。解説をしていきます。
仕事で成果を上げるためには、、
成果を圧倒的に上げるにはどうしたらいいのぉ〜?
労働をしている全員にとっての永遠のテーマです。
その答えのキーワードが本のタイトルにもなっている“イシュー”です。
イシューは『自分がおかれた局面で取り組むべき課題』をさします。
著書では“成果の上げ方”を考えるよりも“イシューを見極める”方が何倍も大事だと書かれています。
その理由はあとで詳しく述べていきます。
成果の高い事=「バリュー(価値)のある仕事」とし、成立条件を2つ挙げています。
①イシュー度
「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」
②解の質
「そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い」
①イシュー度について考えることでなぜイシューを見極めるほうが重要なんかが見えてきます。
仕事で成果を得るには、、“イシュー度”
問題はまず「解く」ものと考えがちだが、まずすべきは本当に解くべき問題、すなわちイシューを「見極める」ことだ
イシューからはじめよ “イシューを見極める”より
なぜ仕事で成果を上げるには“イシュー度”を意識すべきか。
それは、有限な時間の中であらゆる課題に手を出すことは効率が悪すぎるからです。
仕事に“イシュー度”を設定すると、“バリューの大きさ”を視野に捉えるようになります。
その結果、力を注ぐべき課題を絞りこみ、より有効的な時間配分が可能になります。
多くの人は“課題の絞り込み”をしていない。
もしくは、課題の絞り込み方が甘いため、成果に繋がらない無駄な仕事に時間を費やすことになります。
「イシュー度」の低い問題にどれだけたくさん取り組んで必死に解を出したところで、最終的なバリューは上がらず、疲弊していくだけだ。
イシューからはじめよ “踏み込んではならない犬の道”
バリューを得られず、徒労感だけが残る仕事を日々こなしているような状態に陥ってしまいます
このような一般的な人が陥っている状態を著書では“犬の道”と名付けています。
昭和の日本的な“労働時間を投入してなんぼ”スタイルはイシュー度を取り入れた働き方にとってはあり得ないことです。
が、令和の日本でもまだまだこの遺産は残り続けています。
イシューは立場や状況で変わる
ある人にとってイシューであってもほかの人にとってはイシューではない、ということもいくらでもある。
イシューからはじめよ “イシューは動く標的から”
イシュー度で考えるときに注意があります。
それは、イシュー自体が立場や見方によって変わることです。
- 上司のイシュー
- 会社のイシュー
- 部署別のイシュー
- あなたのイシュー
ここはしっかりと抑えましょう。
何を言われようと、あなたにとっての“イシュー”から目を離してはいけません。
最も警戒すべきは、他人から振られる仕事です。
上司や同僚からの依頼をただ受けていると、本来時間を割くべき、あなたにとってのイシュー度の高い問題に取り組めなくなります。
ある意味で成果の出ない大きな理由の1つです。
ただ、上司にや他部署にとっての“イシュー”をあなたが見極められていれば、それはそれで意味があるかもしれません。
確実に相手が喜ぶ成果に繋がるからです。
なので、常に“イシュー・イシュー度”を意識することで、労働が成果に繋がる可能性が爆上がりします。
成果につながる 良いイシューの条件
イシュー度」の高い問題から手をつける。この場合、「解きやすさ」「取り組みやすさ」といった要因に惑わされてはならない。
イシューからはじめよ “踏み込んではならない犬の道”
ついやりやすい仕事や答えが見つかりやすい仕事に手をつけがちですが、仕事はイシュー度の高い問題から手を付けていく。
では、イシュー度をどのようにして見極めるのか。
3つの要素があります。
①本質的な選択であること
②深い仮説があること
③答えが出せること
順番に解説していきます。
①本質的な選択であること
「右なのか左なのか」というその結論によって大きく意味合いが変わるものでなければイシューとは言えない。
イシューからはじめよ “条件① 本質な選択であること”
イシューの条件①は『課題が本質的なこと』です。
例えば、、
「会社の売上が下がっている」
この問題を改善するためのイシューを考えます。
- 自社製品の市場評価が低い
- 営業戦略がうまくいっていない
- 市場の需要が縮小し始めている
イシューっぽいものはたくさん出てきます。
どれからどう手を付けたらいいのか。
最初のイシュー選定が間違うと多大な時間・労力・お金の無駄が発生します。
仮に実際は③がイシューだというのに、①だと思い込んで自社製品のブランド化を進めたとします。
望んでいるような成果は出づらくなることは明らかです。
本当に考えるべき問いを見極めること。
良いイシューの重要な条件です。
②深い仮説があること
一般的に信じられていることを並べて、そのなかで否定できる。あるいは異なる視点で説明できるものがないかを考える
イシューからはじめよ “条件② 深い仮説がある”
イシューの条件②は『深い仮説があること』
深い仮説の考える1つの手法が「常識の否定」です。
・本は1ページ目からきっちり読むべき
・住宅ローンでマイホームを購入
・収入源は会社1つのみ
・失敗はしないほうがいい
・帰宅したら酒を飲んでテレビを見る
・仕事とプライベートは分けるべき
・60歳や65歳からは年金で生活
どれも世の中の情報を精査していくと、鵜呑みにしても良いことがないことがわかりました。
常識を違う視点で考えることで良いイシューへ繋がるきっかけにすることが出来ます。
・会社以外の収入源を作ると人生どうなるのか?
・どうやったら実現するのか?
・なにかリスクはあるのか?
1つのお題からさまざまな課題から思考分野が横展開されます。
お金のことだけでなく、今後の時代の流れを踏まえると、「収入源の複数化」は非常に深い仮説です。
お金に関することやメンタルのことなど、常識=前提が変わると考えもしなかった選択肢が現れる。
それが良いイシューになったりします。
私も常識に縛られていたら、ブログを書くことをしていなかったと思います。
失敗はしたほうがいいという考えがなければ始められませんでした。
常識外れの結論に深い仮説があること。良いイシューの条件2つ目です。
③答えが出ること
「答えを出せる範囲でもっともインパクトのある問い」こそが意味のあるイシューとなる。
ありふれた問題に見えても、それを解く方法がいまだにはっきりしない、手をつけないほうがよい問題が大量にある、というのは重大な事実だ
イシューからはじめよ “条件③ 答えを出せる”
①本質的で②深い仮説があるインパクトの強いだけでは、良いイシューになりません。
最後の3つ目の条件は、答えを出せることです。
- 地球温暖化問題
- 世界から戦争をなくすこと
解決すれば、インパクトが大きいことは間違いありません。
が、スケールが大き過ぎてなかなか答えが出せない。
このように手を付けたはいいが、調整コストや検証方法にも時間が掛かるもの。
結果を把握しずらいのものは難しい。
答えがきっちりと出ること。良いイシューの3つ目の条件です。
仕事で成果を出す方法 ま と め
安宅さんの頭脳に遠く及ばない理解力の中で「イシューからはじめよ」のさわりの内容をまとめまてきました。
1,仕事で成果を出す条件
- イシュー度
- 解の質
2,良いイシューの条件
- 本質的であること
- 深い仮説があること
- 答えがだせること
この記事の内容は“イシューからはじめよ”をかじった程度です。
圧倒的な成果を上げたいと考えている方は確実に自分の目で本を読むことをおすすえします。
限られた時間、限られたあなたのキャパシティー。
だからこそ、注ぎ込むことをきっちりと考えろ!!
やれるやれないではなく、この意識を持つと持たないかがまずは重要です。
書き方は違えど、どの本でも生産性や成果を出すための手法として必ず「仕事の絞り込み」は書かれています。
今日からもう何となくで仕事をすることはやめましょう。
そうは言いながらも実践は簡単ではありません。
いきなり、イシュー度至上主義になると周りから浮いてやりづらくなるでしょう。
でも、少しずつでもイシュー度を意識して、仕事をこなしていく。
コツコツと積み上げた1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後となにかが変わるはずです。
一緒に頑張っていきましょう。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。