こんにちは、なかこうです。
- なんだか勝負時・本番に弱い。
- 気合いを入れて臨んでいるのになかなか結果がでない
- 仕事・スポーツなど頑張っているのに成績が伸びない
今回はこれらの原因は“思考の力み”ということを書こうと思います。
なぜなら思考が力んでいると、思考力が低下してしまうからです。
“思考の力み”は感情と脳を過剰に連動させて本来冷静に考えるべきことにも関わらず、脳の働きを鈍らせてしまいます。
その結果、冒頭のようなことを引き起こす原因の1つになっています。
“思考の力み”を知ることで物事を冷静に捉え、対処しやくすくなりますので、
ご興味のある方は最後までお読み頂ければと思います。
それでは早速いってみましょう。
力みってどんな状態?
“力み”と聞くとどんなイメージですか。
体に力が入っている状態を思い浮かべる人がほとんどだったりすると思いますが、
“力み”の意味を調べてみると、こんな感じです。
○力みの意味は、、
1、体に力を入れること
2、つよがり、負けん気
3、気負い
引用 goo 国語辞書 デジタル大辞泉
力みは体だけではなく、2・3にあるように精神的な状態も表しています。
これを“思考の力み”と呼ばせて頂いています。
思考が力んでいるとは?
“思考の力み”とは『脳とハートが連動し過ぎている状態』です。
イメージしやすいように、具体的な症状を挙げます。
1.視野が狭くなりがち ⇨ 他人を置いてけぼりにしてしまう
2.自分の正当性を主張しがち ⇨ ムキになりやすい
3.臨機応変さがない ⇨ 融通が効かない
4.自分の考えや意見に固執しがち ⇨ ああすべき、こうすべきと考える
5.他者との勝ち負けを気にしがち ⇨ 他人のマウントを取ろうとする
有名な言葉で“頭はクールにハートは熱く”というものがありますが、
“頭は熱くハートも熱く”⇒「脳とハートが連動し過ぎ」状態です。
大事な場面や勝負所こそ、気合いを入れながらも頭は冷静でなければなりません。
気持ちの状態が脳に伝達し過ぎると、冷静に考えられなくなってしまいます。
こういう気持ちが高ぶる環境が揃っている時こそ、脳みそがしっかりと働く状態を作りベストな選択肢を作り出し、実行する冷静さが必要です。
高まった気持ちの勢いに飲まれてしまうと、先の症状が出てきてしまい、自分の望んだ結果にならないことが多くなってしまいます。
でも、感覚や勢いに任せた方がいいと思う方もいるかもしれません。
間違いなく思い切って何かにチャレンジすることや勢いで進めた方がいい場面はあると思います。 それはその通りです。
ただ、そのときは“あえて”感覚や勢いに任せたと認識しながらにしましょう。
知らぬ間に感覚で判断しているという状態は望ましくありません。
“あえて”という感覚が持てていれば、脳と感情が別々であるとしっかり認識出来ている状態を保てていると証拠です。
思考が力みづらくするアクション
ここでは具体的なアクションを2つ紹介させて頂きます。
1、日常で自分の感情を把握する
日頃から自分が『今どんな感情が湧いてきているのか』を考える習慣をつけると、
思考が力みずらくなります。
感情と思考を分離している感覚を身に付ける意識です。
基本的にハート(感情)が湧き出てくることは自分でコントロールすることは出来ません。
湧き出てきた感情をどう処理するかが、ポイントとなります。
湧いてきた感情とその理由を冷静に深掘りしていくと、意外とどうでもいいことで感情が動かされていることに気付いてきます。
そして、感情の把握を繰り返すうちに徐々に思考と感情を別々で認識出来るようになると日常の感じ方に変化が出てきます。
2、自分に執着しない
口で言うのは簡単ですが、これすごく難しいことです。
思考が力んでいる人を別の角度から見ると、“自分への執着”が共通点です。
自分への執着が「自分の考えが正しい」と主張させ、考え方の違う他人の主張へ競うように話をさせ、悩みを発生させます。
私もまだまだ“自分に執着している”ことから脱しきれていません。
なので、この記事を書きながらもう1度自分に言い聞かせています。
人間は本能的にも自分を正当化したくなる生き物なので、致し方ない部分もあると思いますが、自分への執着は思考が力んでいる状態です。
自分への執着をなくすためのコツを2つ。
○他人と自分は全く別の生き物だと強く意識。
見た目は似たような感じですが、考え方・価値観は1万人いたら1万通り、千差万別です。
こんなことわかってるよと思うようなことかもしれませんが、
頭でわかっていても実際に心の内側に浸透していない人がほとんどです。
なので、常にこのことを意識的に思い出すようにしましょう。
○自分が無知であると自覚する
勉強が完了することはありえません。
子どもに注意している場合ではなく、大人こそ勉強をしなければなりません。
勉強すればするほど自分が無知であることに気付きます。
この自分が無知であるという感覚は非常に重要です。
経営の神様である松下幸之助さんは自身が小学校中退ということで、
常に社員に教えを乞う姿勢でいらっしゃったといいます。
常に自分が無知であることが自覚できれば自分に固執する必要がありません。
明日には違う考えを持った自分がいると、
謙虚な気持ちを持ちながらその日を送ることが出来るからです。
心を揺られたインプットでも注意
私の経験上、自分がいいなと思ったことにも“思考の力み”は起こりがちです。
例えば、何かの本を読んでその内容にめちゃくちゃ感動したとします。
この感動したという感情に引っ張られるように、
この本の良さを他人に対して伝えようとするとき、悪いことではありませんが、
独りよがりになる時があります。
仕事のやり方や考え方を学んだ場合も“これはすごい”と確信してしまったあまりに
会社の考え方に変に疑問を持ってしまったり。
“思考の力み”は色々な形で私の中で起きています。
まだまだ意識をしていないと、いつの間か感情に引っ張られた決断をしていることも少なくありません。
当然それで上手くいくこともあるとは思いますが、成功性をもっと上げるためにも、
“思考の力み”を意識してみたら、人生が少し変わるかもしれません。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。